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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

ぱお展 2012.09.29

額装の、おすすめ

アトリエぱおの溝尻です。
我が家には、子どもたちが小さいころから描いてきた絵がたくさん飾ってあります。
玄関から廊下から居間にも階段にもピアノレッスン室にも。

金魚のしっぽの透明感が出せなくて苦労した絵。

初めて木炭を使って描いた絵は、木炭が使えて嬉しい! とでも言っているように、木炭をたっぷり使ったビンの絵。

次女がパステルで描いた魚の絵。
魚が1匹、絵の真ん中にどんと描いてあり私はその存在感が好きだったが、私が夜間に外出している間に、周りに海の生き物や海藻を描き足して漫画チックになってしまった。
この頃、長女が所属していた子ども会の世話で私が夜間に外出することが重なり、次女は寂しかった。だから、1匹の魚の周りに、タコや小魚をたくさん描いた。
彼女の寂しさの表れで、この絵をみるたびに私は胸がキュンとなる。

長女が苦労して何度も何度も塗りなおして描いた油絵は、モチーフが浜田の海。この絵をみると、毎年家族で海水浴に行った浜田の海が目に浮かぶ。
潮騒の音、水の透明感。
貝殻を集めたこと、海に潜って小さな魚を探したことも思い出す。

プチ反抗期に描いた自画像は、挑むような目でこちらを見ている。

誕生日プレゼントにと、私の大好きなトルコキキョウを描いてくれた、かけがえのない1枚の絵。

子どもたちが大学進学で家を離れた今、これらの絵が、娘たちと暮らした日々を思い出させてくれます。
額装して飾って良かったと、しみじみ。