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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

中高生クラス・おとなクラス 2008.02.29

鋳込み制作中

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こんにちは おとなクラスの畑です。梅の花があちこちで見頃を迎えているようですね~。
春も間近といったところでしょうか。

さて、昨年末にTさんの鋳込み型制作の日記を書いたのですが、覚えておいででしょうか…
本日ようやく続きを書こうと思います。

まずは型の準備。割り型になっているものは輪ゴムやゴムチューブなどでしっかり縛り、空気抜きの穴があるものは爪楊枝などをさしておきます。
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次に土の準備。泥しょうに土の固まりやごみなどが混ざらないよう、茶こしやふるいで使用分量だけこします。
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泥しょうの水分量を調節してから、型に順々に流し込んで行きます。
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石膏型が乾燥しているので泥しょうの水分が型に吸われ、徐々に土の厚みが現れてきます。
ikomi-05.jpg石膏のまわりだけ固まっているの、わかりますか?

必要な厚みがついたら余分な泥しょうをもとのバケツに捨て(排泥といいます)表面が乾くまで伏せておきます。
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乾いたら排泥の際に流れてついた余分な部分などをそいで整えておきます。
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しばし待機。乾燥させます。型の乾き具合や天候などで型からはずせるタイミングも変わってきます。
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土は乾くと収縮するので、型と土の間にすこーし隙間が出来た頃がはずし時です。無理にはずすと折角鋳込んだものにヒビが入ったりまっぷたつ!なんてこともあるので慎重にはずします…
ikomi-09.jpgカップの足です。3つ割型で二つはもうはずれています。

すっかりはずれたのがこちら
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お次ぎにカップ部分もはずしましょう…
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これらの流れを数回繰り返すとこんな感じに作品が出来てきます!
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形が変形しない程度に乾いてきたら、バリなどをきれいに整えていよいよ組み立てです。まずはカップの裏に足を付ける位置を決め…
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そこに食いつきが良くなるようかるーく傷をつけて…
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足の断面にも同じように傷をいれた後、泥しょうをたっぷり筆で塗り…
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泥しょうが乾かないうちにしっかり接着します!
ikomi-16.jpg(足がナナメなのは、そういうデザインなんですよ!)

足付きカップ完成!!
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今回の技法は排泥するので排泥鋳込みといいます。この他に小さな穴から圧をかけて型に泥しょうを注入する圧力鋳込みというのもありますが、個人で気軽に楽しめるのはやはり排泥鋳込みだと思います。型物というと同じ物ばかりできてなんとなくつまらなそうなイメージがあるかもしれませんが、接着パーツを増やしたり、型のとり方、鋳込んだ後のカットや削りなどでもどんどん作品は変化し可能性は無限に広がります!

Tさん焼き上がりが楽しみですね~!!


前回の鋳込み日記はこちら→http://a-pao.seesaa.net/article/73609486.html